たったひとつ、手を動かすことで変わった私の「副業のカタチ」
「好きなことで生きていく」なんて言葉、最初は遠い世界の話だと思ってた。
毎朝、同じ電車に揺られて、同じオフィスに向かい、帰り道にはクタクタでコンビニのおにぎり。
気づけば「何かを創る」ことからも、「好き」からも、どんどん離れていってた。
そんな私が出会ったのが、ハンドメイドの副業。
最初はほんの気まぐれだった。
YouTubeで「レジンアクセサリーの作り方」って動画を見たのがきっかけ。
たまたま100均で見かけたレジン液と型。
「やってみよっかな」って、休日の午後、机の上でぷるんと透明な世界をつくった。
それが、思った以上に楽しかった。
作っている時間、すごく無心になれた。
自分の中にこんなに「創りたい気持ち」が残ってたなんて、びっくりだった。
「売る」ということが、こんなに怖いなんて思わなかった
作ったアクセサリーをInstagramに載せてみた。
反応は…ゼロ。
いいねすらつかない。
「あ、私ってセンスないのかな」
「誰も欲しいと思ってないのかも」
そんな不安に押しつぶされそうになったけど、それでもやめられなかった。
夜、会社から帰ってきて疲れてても、
部屋の電気をつけて、机の上でまた小さな世界をつくる。
気がつくと、いつしか作業が癒しになってた。
そして、ある日。
Instagramに初めてDMが届いた。
「このイヤリング、すごく素敵です。販売されてますか?」
──涙が出た。
たったひとつでも、誰かが「欲しい」って言ってくれる。
この経験が、私を本気にさせた。
私が「ハンドメイド副業」で心がけていること3つ
ハンドメイドを「趣味」で終わらせず、「副業」としてちゃんと続けるために、私が意識していることがある。
①「好き」を言葉にすること
自分がなぜそれを作ったのか、どんな思いがあるのかをちゃんと書く。
「透明感のあるブルーが、梅雨の晴れ間みたいで好き」
「子どもの頃に見た夏の花火をイメージして作った」
そんな言葉が、作品に命を吹き込む気がする。
②「誰かの毎日に寄り添う」を忘れないこと
ハンドメイドって、アートじゃなくてもいい。
高価なものじゃなくてもいい。
誰かの通勤バッグに、ふっと揺れるイヤリングだったり、
眠る前に目に入る、小さなキャンドルホルダーだったり。
「使ってもらう」ことを想像しながら作るようになってから、
作品に込める気持ちも変わった。
③売れなくても「自分を否定しない」
これ、めっちゃ大事。
SNSに投稿しても反応がない日、BASEのショップにアクセスすらない日、
「私、ダメかも」って思っちゃうときある。
でも、作品の価値=自分の価値じゃない。
うまくいかないときほど、次に活かす。
それが副業を続ける上でのメンタルの鍵かも。
実際に「副業ハンドメイド」で得た収入と、そのリアル
はじめてminneで販売したときの売上は、1,200円だった。
送料を引いたら数百円の利益。
でも、嬉しくて泣いた。
そこからSNSで作品を紹介したり、季節に合わせた商品を出したり。
地道に続けて、半年後には月に2万円くらいの収益に。
今では、イベントでの出店や、委託販売の話ももらえるようになった。
副業として見ると、まだまだ「大きな金額」ではないかもしれない。
でも、私にとっては「自分の手で生み出したお金」っていう重みが全然違う。
ハンドメイド副業がくれたのは「自己肯定感」
正直、会社での仕事は評価されてる実感がなかった。
「やって当たり前」って感じで、誰も褒めてくれない。
でも、副業で作ったイヤリングを「可愛い!」って言ってもらえると、
それだけで救われた。
私の作ったものが、誰かの「好き」に繋がってる。
これって、自分の存在が誰かの世界の一部になれてるってことだよね。
自己肯定感なんて、ふわっとした言葉だと思ってたけど、
ハンドメイド副業を始めてから、確かに心が少しずつ前向きになっていった。
「副業=稼ぐ」じゃなくてもいい。私は「満たされる」ことを選んだ
もちろん、「もっと稼ぎたい!」っていう気持ちもある。
けど私は、自分が心地よく続けられる副業でいたい。
ガツガツしすぎると、自分がしんどくなる。
ハンドメイドは「楽しむ」が原点だから、
無理してたくさん作って、クオリティが下がったり、疲れちゃったら意味がない。
副業って、必ずしも「時間単価」で測れない。
「心の満足度」っていう指標も、もっと大事にしていいと思う。
これから「副業×ハンドメイド」を始めるあなたへ
最後に。
もしこの記事を読んで、「自分もやってみようかな」って思った人がいたら、
まずは一個、なにか作ってみてほしい。
上手じゃなくてもいい。
完成しなくてもいい。
「作りたい」って思う気持ちが、もう第一歩だから。
私も、最初は不安だった。
失敗もしたし、材料を無駄にしたこともある。
だけど、「やらなかった後悔」だけは、絶対したくなかった。
だから、あなたもぜひ。
小さなテーブルの上で、あなただけの世界をつくってみて。
そこから、きっと、じわじわと人生が動き出すから。
まとめ
ハンドメイド副業は「好き」から始められる最高の自己表現。
売れる・売れないで悩む日もあるけど、「誰かに届いた瞬間」は何よりの報酬。
無理せず、心地よく、等身大で続けることが「続く副業」の秘訣。
SNS、minne、BASEなど無料で始められる場所もたくさん。
自分だけの「手のひらサイズの革命」を、今日から始めてみよう。
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