実家に帰った私に向けられた一言。
「え、あんたまだパソコン触ってるの?こっち帰ってきてまで仕事?」
お盆の帰省中、久しぶりに会った親戚のおじさんが言ったこの一言が、頭から離れない。
別に怒ってるわけじゃない。
でもちょっと、呆れたような、笑ってるような、その顔がやけに引っかかる。
私、変かな?
みんながビール片手にワイワイしてる横で、
冷房の効いた部屋で静かにパソコンを開く私。
やりかけのライティング案件、SNSの更新、そして来月に向けた企画立案。
全部、自分で選んで始めた副業だし、好きなことなのに。
それでも、誰かに「変だね」って言われると、なんだか少し胸が痛む。
お盆は、立ち止まるタイミング。
お盆って、ちょっと不思議な時期だ。
仕事が一段落して、都会のスピードから切り離されて、
家族とごはんを食べて、
ちょっと昔話をして、
いつもなら忘れてる“ルーツ”みたいなものを、思い出す時間。
そんな時に、副業してると
「そんなに頑張らなくていいじゃん」
「今は休んだら?」
って言われる。
でも、違うんだよね。
副業って、がむしゃらに働いてるっていうより、
自分の未来を少しずつ変えていくための“スキマ時間の積み重ね”なんだ。
1年前のお盆。私は今と全然違った。
思えば、1年前のお盆。
私は本業のことでいっぱいいっぱいで、
帰省中もスマホばっか見て、仕事の愚痴ばかりこぼしてた。
「辞めたい」「でも辞められない」
「やりたいことなんて分からない」
「何もない私、どうすればいいの?」
そう言ってた私に、
おばあちゃんがぽそっと言った。
「かおりは、いつも誰かの顔色見てるけど、ほんとは何したいの?」
――その言葉が、今も私の中でずっと響いてる。
スキマ時間がくれた、“自分の声”と出会う瞬間。
副業って、最初はお金のために始めた。
正直、きっかけは「少しでも生活に余裕が欲しい」っていうだけだった。
でも、やっていくうちに気づいた。
「私、こんな文章が書けるんだ」
「このデザイン、思ったより反応いい」
「自分の好きが、誰かの役に立つ瞬間って、すごく嬉しい」
それって、会社の仕事ではなかなか味わえなかった感覚。
日々のスキマ時間。
電車の中で、寝る前の30分、朝の15分。
全部、誰にも見えないけど、確かに私の人生を動かしてくれた時間だった。
お盆に見えた、“変わった私”と“変わらない家族”
今年のお盆。
私は、去年よりちょっとだけ明るい顔で帰ってきたと思う。
去年より、少しだけ自信がついた。
そして、自分の“選んだ道”に誇りを持ってる。
だけど、家族は変わらない。
「え?副業って儲かるの?」
「本業やめる気なの?」
「休みの日ぐらい寝なよ~」
そのたびに笑ってごまかす。
だけど、本当はこう言いたい。
「私、この副業で、ちゃんと人生が変わり始めてるんだよ」って。
「頑張ってるね」より、「楽しそうだね」って言われたい。
副業してると、どうしても“頑張ってる人”に見られがち。
「すごいね」「えらいね」「意識高いね」って言われることもある。
でも、ほんとの気持ちはそこじゃない。
私はただ、自分の人生を諦めたくなかっただけ。
朝起きて、ちょっとワクワクする気持ちでパソコン開くこと。
誰かの役に立てるって、こんなに嬉しいんだって思えること。
それを、家族や親戚に「楽しそうだね」って言ってもらえたら、
それだけで十分なんだ。
副業は、「もう一人の私」と出会える旅だった。
お盆の夜。
祖父母の仏壇に手を合わせたあと、ふと思った。
この副業を始めなかったら、
私はいまだに「会社がつらい」「人生なんとなく不安」って言ってたかもしれない。
副業って、人生を急激に変えるものじゃない。
でも、静かに、確かに、“もう一人の私”に出会わせてくれる。
あの頃の私には見えなかった景色が、今は少しずつ広がってる。
最後に。お盆だからこそ、伝えたいこと。
お盆って、どこか“今の自分”を見つめ直す時間。
だからこそ言いたい。
「副業してる私」は、逃げてるんじゃない。
むしろ、一歩ずつ、“自分で選ぶ人生”を歩き始めてるんだって。
あなたももし、スキマ時間にスマホを開いて何か始めてるなら、
それは立派な“人生を変える第一歩”だよ。
お盆にこそ、自分を誇っていい。
あなたの副業は、きっとあなたの未来を明るくするから。
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